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ダイヤモンドのカラーに関するガイド
ダイヤモンドの評価においてカラーは重要な要素であり、限りなく無色に近いことは、より一層ダイヤモンドの輝きを高めます。ダイヤモンドのカラーは、カット、クラリティ、カラットと共に4Cを構成する要素であり、ダイヤモンドの美しさを評価する重要な要素のひとつです。
このガイドでは、ダイヤモンドのカラーについて、またGIA(米国宝石学会)のダイヤモンドのカラースケールについて紹介します。
ダイヤモンドのカラースケールとは?
ダイヤモンドのカラースケールとは、ダイヤモンドのカラーグレードを評価するための世界共通の基準です。ダイヤモンドのカラーは無色のDカラーを最高としてZカラーまでの段階に分けられます。
ダイヤモンドのカラーは、グレードが下がるにつれわずかな色味がより明確になり、ストーンの外観に影響を与えます。そのため、ホワイトダイヤモンドのカラーを評価する上で、カラースケールは非常に重要です。最上級のホワイトダイヤモンドのカラーグレードは無色を示すDです。グラフが扱うダイヤモンドの多くはDからGの間に位置し、極めて希少かつ人気の高いグレードです。 このグレードのダイヤモンドはより多くの光を取り込み、ダイヤモンドの輝きをより一層高めます。

GIAダイヤモンド カラーグレード
1931年に設立されたGIA(米国宝石学会)は、宝石学研究で知られる公益を目的とした非営利の研究機関です。GIAは宝石の分析、教育、グレーディングを通じて消費者を保護し、世界的な品質基準を設定しています。GIAは、ダイヤモンドのカラーを表現するための主観的な用語が数多く存在し矛盾や不正確さにつながっていた1950年代初頭に、ダイヤモンドのダイヤモンドカラーグレーディングシステムを確立しました。
GIAによるDからZのカラーグレーディングスケールが一般化する前は、明確な定義のないA、B、Cによる分類、アラビア数字(0、1、2、3)やローマ数字(I、II、III)、「ジェムブルー」、「ブルーホワイト」のような記述的な用語などが用いられていました。こうした分類や用語との混同や混乱を避けるため、これまでに最高品質のダイヤモンドと関連づけられたことのなかったアルファベットである「D」から始まるグレードが策定されました。
GIAダイヤモンドカラースケール(またはダイヤモンドカラーチャート)が示す23のカラーグレードは、以下の5つのカテゴリーに分類されます。
D – F: Colourless(無色)
G – J: Near colourless(ほぼ無色)
K – M: Faint(かすかな色味)
N – R: Very light(非常に薄い色味)
S – Z: Light(薄い色味)
ダイヤモンドのカラーに影響する要素は何ですか?
通常、無色のダイヤモンドは、炭素原子が規則正しく結晶構造を成していることによって形成されます。一方、カラーダイヤモンドは、形成過程においてわずかに含まれる元素や、圧力・温度・放射線の影響などによる結晶構造上の歪みにより、その鮮やかな色合いが生まれます。
カラーダイヤモンドのグレーディング
カラーダイヤモンドは極めて希少であり、美しく鮮やかな色彩のカラーダイヤモンドは1万個に1つの割合でしか見つからないとされます。カラーダイヤモンドのグレーディングは非常に専門性の高い複雑なプロセスです。GIAはカラーダイヤモンドを、色調の濃さ基づいて「フェイント」から「ファンシーディープ」までのスケールで評価を行います。最も希少かつ価値の高いカラーは「ファンシーヴィヴィッド」であり、見る人を魅了するような鮮やかでピュアな色彩を湛えています。
グラフは長きにわたり、歴史に名を残すカラーダイヤモンドを数多く手掛けてきました。グラフの極上のファンシー をあしらったハイジュエリークリエイションをご覧ください。

ダイヤモンドのカットは、カラーにどのような影響を与えますか?
ダイヤモンドのカットは、カラーの見え方に影響を与えます。なかでもラウンドブリリアントカットは、他のシェイプに比べカラーが目立たない特性があります。これはラウンドブリリアントカットのファセットが光を最大限に反射させることにより、色味を感じにくくなるためです。 一方で、エメラルドカットのように大きくフラットなファセットを有するカットは、わずかな色味も際立って見える傾向があります。
ダイヤモンドのカラットはカラーにどのような影響を与えますか?
ダイヤモンドの大きさは色の見え方に影響を与えます。カラット数の高いダイヤモンドは表面積も大きいため、わずかな色のニュアンスまでもが映し出される傾向にあります。そのため、カラット数の大きなダイヤモンドを選ぶ際は、より高いカラーグレードを検討することをおすすめいたします。
ダイヤモンドを選ぶ際は、シェイプやセッティング、カラットによってカラーの見え方が繊細に変化することを十分に考慮することが大切です。
グラフでは、ご購入に際して大切となる的確な情報を、丁寧にご案内いたします。グラフのダイヤモンドエキスパートが、ダイヤモンドのカラーにおける繊細なニュアンスの違いや、それがダイヤモンドの見た目に与える印象についてなど、細やかにご説明いたします。グラフのすべてのダイヤモンドは、GIAの定める「4C」の基準に基づき、ダイヤモンドが誕生するまでのすべての段階において厳格に評価されています。
よくある質問
FカラーまたはGカラーのダイヤモンドは、GIAカラースケールの「ほぼ無色」の範囲に分類されます。Fカラーのダイヤモンドはより無色に近く、その色味は非常にわずかであり、肉眼で確認することは難しいでしょう。 Gカラーのダイヤモンドも同様に無色に近いですが、特定の照明環境下では、わずかに温かみのある色を感じるかもしれません。
ホワイトダイヤモンドのカラーは、その見た目の美しさに直接影響する非常に重要な要素です。「無色」および「ほぼ無色」グレードはダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す光の反射を可能にするため、特に需要が高く人気があります。
GIAはホワイトダイヤモンドのカラーをD(無色)からZ(ライトイエローまたはブラウン)までのカラーグレーディングスケールで評価しています。カラーグレードは、ダイヤモンドの色の有無と、色味の程度によって決まります。カラーグレードは、管理された一定の照明条件の下で慎重に評価されます。
ホワイトダイヤモンドの色の見え方は、カラーグレードによって異なります。 「無色」および「ほぼ無色」の範囲に分類されるダイヤモンド(D~J)は、一般的に肉眼では無色に見えます。しかし、カラーグレードが下がり、特に「ほぼ無色」の範囲を超えると、色を認識しやすくなるでしょう。