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ダイヤモンドのクラリティに関するガイド
ダイヤモンドの旅路は、地中深くに秘められた炭素原子から始まります。極度の熱と圧力にさらされ、地球のマントル奥深くで長い時を経たのち、火山活動によって「キンバーライト」と呼ばれる特異な地質構造を通り、ようやく地表へと姿を現すのです。
この過程で、「インクルージョン」と呼ばれる様々な内部特徴や、「ブレミッシュ」と呼ばれる外部特徴が生じます。これらはダイヤモンドを通り抜ける光の道を妨げ、ダイヤモンド本来の輝きを損なう要因となることがあります。クラリティグレードは、こうしたインクルージョンやブレミッシュの数、大きさ、位置、そして色によって決定されます。クラリティは、ダイヤモンドの品質を見極める4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)の重要な要素のひとつです。
ダイヤモンドのクラリティチャートとは?
ダイヤモンドクラリティチャートとは、ダイヤモンドのクラリティを評価し、その特徴を視覚的に示すための基準です。クラリティとは、ダイヤモンド内部のインクルージョン(内包物)や、表面に見られるブレミッシュ(傷)の有無や程度を指し、これらがダイヤモンドの印象や輝きに与える影響によって評価されます。一般的に最も広く認知されているクラリティチャートのひとつは、GIA(米国宝石学会)によって開発されたものです。
1931年に設立されたGIA(米国宝石学会)は、宝石学研究で知られる公益を目的とした非営利の研究機関です。GIAは宝石の分析、教育、グレーディングを通じて消費者を保護し、世界的な品質基準を設定しています。GIAは、グラフが扱う多くのダイヤモンド及びジェムストーンの原産地を、第三者機関として独立した立場から評価しています。
GIA ダイヤモンド クラリティ チャート
GIAのダイヤモンド クラリティ チャートには6つのカテゴリーがあり、合計11のグレードがあります。
Flawless (FL): 10倍の倍率でインクル―ジョン、ブレミッシュがともに見られない。フローレスのダイヤモンドは非常に希少で、ダイヤモンドのクラリティの最高グレードです。
Internally Flawless (IF): 10倍の倍率でインクルージョンが見られない。
Very, Very Slightly Included (VVS1 and VVS2):インクル―ジョンが非常にわずかなため、熟練したグレーダーが10倍の倍率で見ても確認が困難。
Very Slightly Included (VS1 and VS2): 10倍の倍率でインクル―ジョンがなんとか確認できるが、微少と特徴づけられる程度。
Slightly Included (SI1 and SI2): インクル―ジョンが10倍の倍率で見て確認できる。
Included (I1, I2, and I3): インクル―ジョンが10倍の倍率で容易に確認でき、透明度や輝きに影響を与える可能性あり。
肉眼では、VS1とSI2のダイヤモンドはまったく同一に見えるかもしれませんが、これらのダイヤモンドは全体的な品質の面では大きく異なります。そのため、専門家による正確なダイヤモンドのクラリティ評価、そしてダイヤモンドのクラリティやクラリティチャートについて理解することが大切です。

ダイヤモンドのクラリティ グレーディングについて
ダイヤモンドのクラリティは、いくつもの要素が多角的に評価され決定します。GIAのダイヤモンドクラリティチャートは、5つの重要な要素からダイヤモンドを評価します:
インクルージョンとブレミッシュの大きさ:インクルージョンやブレミッシュがどの程度の大きさであるかを評価します。一般的に、 インクルージョンやブレミッシュが大きいほどダイヤモンドのクラリティグレードに大きな影響を与えます。
インクルージョンとブレミッシュの数: インクルージョンやブレミッシュの数も重要な要素です。たとえ小さなインクルージョンでも数が多い場合、少数の大きなインクルージョンがあるダイヤモンドよりグレードが低くなることがあります。
インクルージョンとブレミッシュの位置: インクルージョンやブレミッシュの位置は、ダイヤモンドの光の通り方に影響を与えます。一般的に、ダイヤモンドの中央や上部にあるものは、エッジに近いものよりもクラリティグレードに大きく影響する傾向があります。
インクルージョンとブレミッシュの性質: これはインクルージョンやブレミッシュの種類を指します。例えば、インクルージョンは他の鉱物の結晶、亀裂、あるいは微小な気体や液体の包有物であることもあります。その種類によっては、クラリティグレードに与える影響が大きくなることもあります。
レリーフ:レリーフとは、インクルージョンやブレミッシュが、ダイヤモンドそのものとどれほどコントラストを持つかを指します。色や質感が大きく異なり目立つ場合、クラリティグレードに大きく影響します。
ハウス オブ グラフでは、すべてが極上のダイヤモンドと共にあります。地球上で最も希少な存在でありながら何千年もの間、愛の証であり続けたダイヤモンド。 グラフのすべてダイヤモンドは、GIAが定める4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)に基づいて評価され、グラフの厳しい審美眼で選び抜くダイヤモンドの高い品質を、より確かなものにしています。
よくある質問
GIAのクラリティ グレーディング システムは、評価用語の誤解を防ぐために開発されました。現在では、世界中のジュエラーが「VVS1」や「SI2」といった用語を用いて、ダイヤモンドのクラリティを示すのが一般的です。
ダイヤモンドが形成される過程で、ごく微細な結晶が内部に閉じ込められたり、原子構造にわずかな乱れが生じることがあります。こうして生じたインクルージョンの大きさや位置、視認性が、クラリティグレードに影響を与える要因となります。
グラフのダイヤモンドは、類稀なる純度を誇ります。多くがフローレスであり、わずかにインクルージョンを含むものも、肉眼では確認できないほど微細です。ロンドンに位置するグラフのアトリエでは、その卓越した美しさが最も際立つよう、熟練の職人たちがひとつひとつのジュエリーを精緻に創り上げています。